ビジネスサイトでは不可欠な「お問い合わせフォーム」。
WordPressのお問い合わせフォームを設置するプラグインといえば「Contact Form 7」が有名ですね。
シンプルで簡単に設置できるので、利用されている方も多いと思います。

今回は「Contact Form 7」をもっと便利に使いこなすために、意外と知られていない設定を3つご紹介します!

■目次■
  1. 確認用に必須項目のチェックボックスを追加するだけで3つの効果!!
  2. 見逃してるかも!?応答メッセージボックスの位置を変えてみよう!
  3. Google Analyticsでコンバージョン(お問い合わせ率)を計測する方法

確認用にチェックボックスを追加するだけで3つの効果!!

※2015/6/19
一部情報が古かったため、書きかえました。Contact Form 7のキャプチャ画像はVersion 4.2のものです。

【1】確認画面がなくても安心して使える

「Contact Form 7」は、確認画面がありません。これは確認画面が日本特有の文化だからという事に関係するのですが、日本人としては確認画面があると思ってボタンを押したらそのまま送信されてしまい、戸惑うユーザーが多いのも事実です。
このチェックボックスがあることにより、一度内容を確認してから送信ボタンを押してもらえるので安心です。

【2】入力途中の送信ミスを防げる

「Contact Form 7」は確認画面がない都合上、入力途中でEnterキーをうっかり押してしまうと、入力途中のまま送信されてしまいます。
このチェックボックスがあることによりEnterキーを押しても未入力エラーがでるので、入力途中で送信してしまうミスを防ぐことができます。

【3】迷惑メール対策

お問い合わせフォームをつけたが、迷惑メールが多くて困っているという方も多いと思います。
お問い合わせフォームからの迷惑メールの投稿は自動投稿プログラムで送信されている事が殆どなのですが、このプログラムが必須項目のチェックボックスに気が付かないようです。
チェックを入れていないと送信できませんので、迷惑メール防止に繋がるというわけです。

どうですか? すごいですよね (゚д゚)!

確認用のチェックボックスを追加するだけで、こんなに効果があるんです!

どのようにチェックボックスを追加するかというと、下図の手順でチェックボックスを作成し、保存するだけです。

コンタクトフォームの編集

コンタクトフォームの編集


コンタクトフォームの編集画面を開くと、ボタンが並んでいますので、「チェックボックス」ボタンをクリック。

フォームタグ生成: チェックボックス

フォームタグ生成: チェックボックス

  • ※1…必須項目にチェックを入れてください。
  • ※2…名前を入れてください。
  • ※3…表に表示されるテキストになります。お好きな文章をお入れください。
  • ※4…「タグを挿入」ボタンを押すと、タグが挿入されます。

タグが挿入されました。

タグが挿入されました。


チェックボックスの場所は、フォームの送信ボタンの直前に追加するといいです。
フォームにタグを挿入したら、「保存ボタン」を押せば完了です!
簡単ですので是非追加してみてみださい!



見逃してるかも!?
応答メッセージボックスの位置を変えてみよう!

「送信」ボタンを押したあとや、必須項目が未記入の場合に、応答メッセージが表示されます。
この応答メッセージが図のようにデフォルトではフォームの最下部に表示されるので、入力項目が多いフォームの場合ではブラウザからはみ出してしまい、見逃してしまう可能性があります。
これでは応答メッセージに気づかずに、送信されたか不安になったり、送信ボタンを2度押しするユーザーもいるので、応答メッセージの位置を変えてみましょう!

デフォルトではフォームの最下部に表示されるので、入力項目が多いフォームの場合では隠れて見逃してしまう可能性も。

デフォルトではフォームの最下部に表示されるので、入力項目が多いフォームの場合では隠れて見逃してしまう可能性も。

応答メッセージの表示場所は、応答メッセージのためのプレースホルダー [response] を設置することで変更が可能です。
※詳しくは公式サイトに掲載されておりますので、こちらも一緒にご覧下さい。

変更の仕方は、[response] タグを、図のようにフォーム内のメッセージを出したい位置に追加するだけです。
複数追加することもできます。下図は上下に[response] タグを追加しています。

 [response] タグをフォーム内の好きな位置に追加。複数追加も可能。

[response] タグをフォーム内の好きな位置に追加。複数追加することもできますので、上下に追加することも可能。


応答メッセージの表示位置が変わりました。

応答メッセージの表示位置が変わりました。

応答メッセージの表示位置が変わりました。

これで、メッセージを見逃すことがないので安心ですね!
タグを追加するだけですので、こちらも是非お試し下さい。



Google Analyticsでコンタクトフォームのコンバージョン(お問い合わせ率)を計測する方法

アクセス解析ツールのGoogle Analyticsで、お問い合わせページが表示されたうちの、実際のお問い合わせがどれだけあったかの割合を計測することができます。

「Contact Form 7」はこれらのデータを簡単に計測するための機能が備えてあります。是非、ここで設定方法をマスターしてください。もちろんGoogleAnalyticsでの設定も必要なので、順番にみていきましょう。

Contact Form 7の設定

▼通常の解析タグの場合

通常の解析タグを使用している場合は「Contact Form 7」のフォームの管理ページのタブに「その他の設定」の項目があるので、そこに以下の行を挿入してください。

on_sent_ok: “_gaq.push([‘_trackEvent’, ‘Contact Form’, ‘Submit’]);”

その他の設定に挿入してください。

その他の設定に挿入してください。

▼Universal Analyticsの解析タグの場合

Universal Analyticsの解析タグを使用している場合は、「その他の設定」の項目に、以下の行を挿入してください。

on_sent_ok: “ga(‘send’, ‘event’, ‘Contact Form’, ‘submit’, ‘お問い合わせフォーム送信’, 1);”

その他の設定に挿入してください。

その他の設定に挿入してください。

GoogleAnalyticsのコンバージョンの設定

下図のように、GoogleAnalyticsへログインした後、右上にある「アナリティクス設定」をクリックします。

アナリティクス設定をクリック

アナリティクス設定をクリック

下図のように、プロファイルの中にある目標をクリックし、目標を作成をクリックします。

目標をクリック

目標をクリック

 

目標を作成をクリック

目標を作成をクリック

すると、下図のような目標の設定画面が出てきます。テンプレートもあるようですが、ここでは「カスタム」を選択して「次のステップ」をクリックします。

目標設定画面

目標設定画面

図のような目標の説明画面が出てきます。名前は「お問い合わせ」と入力してタイプを「イベント」にチェックを入れて「次のステップ」をクリックします。

目標の説明画面

目標の説明画面

図のような目標の総裁画面が出てきます。今回はカテゴリを先頭が一致の「Contact Form」、アクションを先頭が一致の「Submit」に設定して「目標を保存」をクリックします。

目標の詳細画面

目標の詳細画面

設定完了です!
これでコンバージョン測定が可能になっているはずです。
実際に問い合わせを行ってみてから測定されるまでに1日~2日かかりますので、時間が経ってからGoogleAnalyticsにコンバージョン測定が出るか試してみてください。

GoogleAnalyticsの画面

GoogleAnalyticsにログインして、レポートの「行動」→「イベント」「サマリー」へすすみ、イベント カテゴリのContact Formからご覧いただけます。


お問い合わせ率が少ないようでしたら、フォームの内容を見直したりと改善することができますので、こちらも是非設定してみてください。

これらのポイントをおさえて、「Contact Form 7」をもっと便利に使いこなしてみましょう♪

この記事を書いた人

kunou
スタッフのクノウです。
ワードプレス勉強中です!phpは苦手です…。
好きなことは絵をかくこと、お酒を飲むこと、カラオケです。よろしくお願いします。

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